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陸上競技情報

日本の実業団



企業の従業員によって構成されるスポーツチームで、多くの場合は民間企業です。企業の宣伝やイメージアップ、従業員の士気高揚などにつながるとして、戦後の経済復興期からバルブ景気のころにかけて、多くの企業で積極的に創設、運営されてきました。

実業団については、その功罪について様々な意見があります。スポーツ選手にとっては、企業の従業員として安定した報酬を得ながら、スポーツに打ち込めること、企業が用意する環境でトレーニングを行なったり、試合に出場したりできることなどのメリットがある一方で、問題点も指摘されています。企業の業績によって、実業団の活動が縮小や廃止という事態もある他、実業団同士の交流がなく、横のつながりが生まれないため、国全体でのレベルアップに結び付かないといったなどが指摘されています。

バブル崩壊以降、業績の悪化などにより廃止となる実業団も多く、陸上部についても、名選手を輩出したヱスビー食品をはじめ、UFJ銀行OKIダイエーなどが廃部となっています。しかし、元日には毎年恒例で全日本実業団対抗駅伝競走大会が行なわれ、陸上部の実業団がその存在感をアピールする機会となっています。

ここでは、陸上部の実業団としてよく知られるチームを紹介していきます。

旭化成

旭化成

化学、繊維、住宅、医薬品などを幅広く手掛けるメーカー、旭化成の実業団。陸上部は1946年(昭和21年)創設で、多くの有名選手を輩出。宮崎県延岡市を拠点として活動、男子選手のみが所属しています。

同陸上部出身の主な選手としては、宗茂・宗猛兄弟が筆頭に挙げられます。2人は、1970年代後半から1990年代前半にかけての日本男子マラソン黄金期を支えた中心選手で、宗茂はモントリオール、モスクワ、ロサンゼルスのオリンピック3大会の男子マラソン日本代表。宗猛もモスクワ、ロサンゼルスのオリンピック男子マラソンに日本代表として選ばれるなど、日本男子マラソン界に大きな足跡を残しています。宗猛は現在、同陸上部の監督を務めています。全日本実業団対抗駅伝競走大会では、過去20回以上優勝しており、2014年(平成26年)元日に行なわれた第58回大会では、第4位でした。

他にも、同陸上部出身者として、1992年(平成4年)のバルセロナ五輪で銀メダルに輝いた森下広一、世界陸上やアジア大会でメダルを獲得した谷口浩美、現在はスポーツコメンテーターとして活躍している千葉真子などがいます。

ヱスビー食品

ヱスビー食品

カレーや香辛料で知られる大手加工食品メーカーです。瀬古利彦など有力選手が所属して活躍したことで、陸上競技部の知名度も非常に高かったのですが、2013年(平成25年)3月末日で廃部となりました。

陸上競技部の創設は1954年(昭和29年)。1980年(昭和55年)に、すでに大学時代から日本マラソン界のホープとして活躍していた瀬古利彦が入部したことで一躍注目を集めます。早稲田大学で瀬古を指導していた中村清監督もともに入社。中村は瀬古の他にも、中村孝生や佐々木七恵、ダグラス・ワキウリなどを育て、同陸上競技部からオリンピック代表として送り出しました。

全日本実業団対抗駅伝競走大会でも、4連覇を達成した他、準優勝3回などの好成績を残した強豪実業団でしたが、2012年(平成24年)8月、経営合理化を理由に翌年3月末日での陸上競技部廃部を発表しました。瀬古をはじめ、所属部員のほとんどは、プロ野球のベイスターズを保有するDeNAに移籍。2014年(平成26年)には、全日本実業団対抗駅伝競走大会にも出場しています。

トヨタ自動車

トヨタ自動車

企業スポーツ活動として、陸上長距離部をはじめ、ラグビー部、硬式野球部など6つのスポーツチームを運営しています。陸上長距離部は1958年(昭和33年)創部で、愛知県田原市を拠点に活動しています。陸上長距離部という名称の通り、マラソンや駅伝といった長距離走に力を入れているのが特徴です。

2011年(平成23年)には、全日本実業団対抗駅伝競走大会で初めて優勝しました。2014年(平成26年)には、は7位でしたが、第4区で 宮脇千博が区間賞を受賞しています。また、2011年(平成23年)には、尾田賢典が東京マラソンで4位に入り、日本人では2位ということで、世界陸上テグ大会の男子マラソン日本代表に選ばれました。

これとは別に、トヨタ自動車九州陸上競技部もあります。1992年(平成4年)のバルセロナオリンピック男子マラソン銀メダリスト、森下広一が監督を務めており、2014年全日本実業団対抗駅伝競走大会で第2位と活躍しています。

中国電力

中国電力

中国電力の実業団として陸上競技部やラグビー部、女子卓球部などがあります。陸上競技部は1989年(平成元年)4月に、同社初のシンボルスポーツとして創部。計7名で立ち上げられました。1990年(平成2年)には中国駅伝に初出場したのを皮切りに、全日本実業団対抗駅伝競走大会でも着実に順位を上げ、2002年(平成14年)には2位、2004年(平成16年)と2007年(平成19年)には念願の優勝を果たすなど、有力チームとして注目されています。

また、所属選手もマラソンの国際レースで好成績を収めたり、オリンピック日本代表に選ばれたりと活躍しています。2001年(平成13年)には世界陸上エドモント大会男子マラソンに、チームから初めて油谷繁が出場。5位に入賞しました。2003年(平成15年)の世界陸上パリ大会では、油谷が5位、佐藤敦之が10位、尾方剛が12位となり、日本の団体金メダル獲得にも貢献しました。2009年(平成21年)には佐藤が大いに活躍し、ロンドンマラソンで8位、世界陸上ベルリン大会で6位、東京マラソンで3位に入賞するという好成績を残しています。

コニカミノルタ

コニカミノルタ

1970年(昭和45年)発足の陸上競技部は駅伝を得意とすることでよく知られています。全日本実業団対抗駅伝大会では過去8回の優勝を誇り、2001~2003年(平成13~15年)の3連覇、2005・2006年(平成17・18年)、2013・2014年(平成25・26年)は連覇を果たすなど圧倒的な強さを見せ付けています。優勝はもちろん、大会記録の更新を目指すなど、さらに上を目指して毎年の大会に臨んでいます。

かつてはオリンピックの男子マラソンで活躍したエリック・ワイナイナが所属していたことでも知られており、現在も「世界に通用するランナーの育成」を目標にマラソン選手の強化に取り組んでいます。2014年(平成26年)の東京マラソンには黒﨑拓克が出場し、日本人では3位の2時間9分7秒でゴールしています。

また、地域交流やふれあい活動として「コニカミノルタ ランニングプロジェクト」を展開しており、小学生や市民を対象としたジョギング教室などを行なっています。

天満屋

天満屋

天満屋は岡山市に本社があり、中国地方で百貨店やファッションビルを展開しています。同社の女子陸上競技部は、働く女性の象徴的な存在として1992年(平成4年)に創部されました。創部した年から、毎年12月に行なわれる全日本実業団女子駅伝に出場しており、2010年(平成22年)には初優勝。2013年(平成25年)も3位に入賞するなど、有力なチームとして知られています。

また、オリンピック女子マラソンの日本代表にも選手を続々と輩出しており、シドニーからロンドンまで連続して、山口、坂本、中村、重友の各選手を送り出しました。山口、坂本は、それぞれ7位入賞を果たしています。

ピンクのユニフォームと、社名の天満から"天馬"をイメージしたペガサスのマークがトレードマークになっています。