ご希望の陸上競技場情報を無料で検索できます。

施設検索/ホームメイト・リサーチTOP

スポランド
陸上競技場
トップページへ戻る
トップページへ戻る

陸上競技情報

マラソン時によくあるケガと対処法



マラソン時によく起こるケガは、やはり脚に関するものがほとんどです。脚の様々な部位に負担がかかりますので、普段から正しいフォームを心がけたり、ストレッチをしたりして予防することが大切です。違和感を覚えた時点で、すでにケガをしているかもしれないので早めに対処をしましょう。

肉離れ、捻挫といった一般的に脚の故障の他にも、シンスプリントやランナー膝と呼ばれる腸脛靱帯炎、足底筋(腱)膜炎など、ランナーに多くみられる脚のケガがあります。また、長時間にわたって長距離を走ることによって引き起こされる熱中症や貧血なども、レースではよく見られる症状です。ここでは、それらのケガや症状とその対処法をご紹介していきます。

肉離れ

肉離れ

肉離れとは、筋肉が急激に収縮したことによって、部分的もしくは完全に断裂する症状のことです。柔軟性のある子どもには少なく、ほとんどが成人に見られる症状です。スポーツ時に起こることが多く、発症する箇所は主に脚で、大腿四頭筋・ハムストリングス・腓腹筋などで起こるケースが大半です。

この症状が起こった場合は、まず応急処置を行ないます。安静にして患部を冷やし、心臓よりも高い位置に上げて固定します。このあとは、温熱療法などを行ないながら、自然治癒を待ちます。手術を行なうのは、完全に筋肉が断裂した場合に限ります。軽症であれば、1ヵ月~1ヵ月半程で回復しますが、これには個人差があります。

ウォーミングアップの不足が原因とも言われますので、トレーニングやレースの前には十分にストレッチを行ないましょう。

捻挫

捻挫

関節をねじったりくじいたりして強い力がかかり、通常の可動範囲以上の動きをしたときに起こる損傷を、捻挫や脱臼と言います。このうち、骨と骨がずれてしまうものを脱臼と言い、ずれが生じないものが捻挫です。人間には多くの関節があるため、様々な部位で起こりえますが、マラソンを行なっている場合では脚の捻挫がほとんどです。

すぐに行なう対処法としては、患部を冷やして安静にし、圧迫して、心臓より高い位置に上げるという方法です。とりわけ、患部を冷やす、アイシングをすみやかに行なっておくと、腫れを抑えることができます。患部が大きく腫れ、歩けない程の痛みや、関節がぐらぐらしていると感じるときは、整形外科医を受診しましょう。

3~4日して痛みや腫れが収まったら、冷やすことは止めて、包帯やテーピングで固定しながら経過を見ます。1~2週間しても痛みが引かないようであれば、病院で診察を受けることをおすすめします。

シンスプリント

シンスプリント

「シン(Shin)」とは、英語で脚の脛のことで、脛の下の方が痛む症状です。スポーツ選手の中でも、特にマラソン選手や陸上競技のランナーに多く見られます。

激しい痛みではなく鈍い痛みで、運動時でもウォームアップ後に消えたりすることがあるため、我慢したり、見過ごされたりすることもあります。症状が進むと不快感が強くなり、痛みも長引くようになりますので、違和感を覚えたら、早めに診察を受けましょう。

治療としては、運動量を減らしてできるだけ安静にし、アイシングやアイスマッサージで患部を冷やします。快方に向かったと感じて運動すると、再発してしまうことがあるため、ランニングなどは休止します。圧痛が消えたら、ウォーキングから徐々に始めましょう。

ランナー膝(腸脛靱帯炎)

ランナー膝(腸脛靱帯炎)

通称"ランナー膝"ともいわれる腸脛靱帯炎は、太ももの外側を覆っている靭帯、腸脛靱帯に炎症が起きている症状です。これは、ランニングによって起こる膝の損傷の代表的な症例であるためです。膝の屈伸を繰り返すことで、腸脛靱帯が大腿骨外顆とこすれて摩擦を起こし、これが過度に繰り返されることで炎症となってしまいます。

ランナーの場合、過度のランニングが主な原因ですが、O脚であったり、脚の外側に体重がかかるフォームであったりすると、よりその危険が高いと言われています。マラソンの他、バスケットボールや水泳、エアロビクスなどの選手にも発症しやすい症状です。

膝を直角に曲げた状態で、膝のすぐ上の外側出っ張り部分を指で押しながら、膝を伸ばします。このときに痛みを感じると、腸脛靱帯炎が疑われます。軽症の場合は、しばらく休養すると回復しますが、痛みが強い場合はアイシングや湿布、鎮痛剤の使用などをプラスしましょう。それでも痛みや違和感が残る場合は、医療機関での受診をおすすめします。

膝の使い過ぎが原因と言われていますので、トレーニング量の見直しや、O脚・フォームの改善などを行なって、ランナー膝を予防しましょう。

足底筋(腱)膜炎

足底筋(腱)膜炎

足の指の付け根からかかとに向かい、足の裏に張っている、足底筋膜に炎症が起こる症状です。過度の運動で足底筋膜を酷使したり、加齢によってひびが入ったりしたことで炎症となり、痛みを感じるようになります。主に40~50代以上に見られる症状ですが、スポーツ選手では若い人でも発症しています。また、偏平足の人や、すり減った靴を履いている人もなると言われています。

ほとんどの人が3ヵ月から、長くても3年以内には自然に治癒するので、それを待つのが一般的です。その間は刺激を避けるため、トレーニングも減らします。程良くストレッチを行なったり、湿布や塗り薬を塗ったりしながら回復を待ちます。

予防のためには、足底筋膜やアキレス腱のストレッチを十分に行なう、クッション性のある靴を使用するなどの対応が必要です。

熱中症

熱中症

高温や多湿の条件下で起きる、体の適応障害を総称して、熱中症と言います。暑い日の屋外での運動中はもちろん、室内での発症も増えています。めまいや立ちくらみ、頭痛、吐き気などが主な症状です。

マラソンのレースでよく見られる熱中症は、気温の高さに加えて、水分補給を十分に行なわなかったことから脱水症状となり、熱中症の症状を引き起こしているものです。激しい呼吸や発汗で体内の水分が失われ、熱中症に至ります。

対処法としては、涼しい場所で体を休ませ、体に水をかけたりして冷やします。水分とともに、塩分も不足している状態ですので、水よりもスポーツドリンクを飲ませましょう。手足のけいれんがあるときや、受け答えができない場合などは重症の恐れがありますので、医師や医療スタッフなどに相談して下さい。

予防のためには、こまめな水分補給が大切です。さほど暑くない日や、汗をかいていないと思っても、早めに水分を摂りましょう。また、通気性が良く涼しいウェアや帽子の着用もおすすめです。

貧血

貧血

一般的には、貧血とは、血液中のヘモグロビンが正常値を下回った状態のことを言います。ヘモグロビンが減少すると、血液中の酸素を運ぶ能力が低下します。エネルギーを産生するための糖の燃焼には酸素が必要ですから、貧血になると、倦怠感や動悸、息切れ、めまいなどの症状が表れます。

通常の貧血とは別に、スポーツが原因で起こると言われる"スポーツ貧血"があります。足底に繰り返し衝撃を加えることで、血管内の赤血球が破壊されて起こる溶血が原因と言われています。マラソンやバスケットボール、バレーボールなどの選手に多く見られます。

対処法としては、体を低くしてしばらく安静にし、症状が治まるのを待ちます。予防や治療のためには、鉄分やビタミンC、たんぱく質を多く含む食品を摂りましょう。レバーやひじき、煮干し、大豆などがおすすめです。女性は特に貧血になりやすいため、サプリメントなどで補うのも良いでしょう。