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陸上競技情報

コンディションづくりとケガ予防



過酷な長距離レースであるマラソンに挑戦するには、体のコンディションを十分に整えておくことが大切です。健康を保つための基本は栄養のある食事と睡眠です。一般的に重要な内容はもちろん、ランナーの体づくりや走るため、疲労回復に特に必要な栄養や食事を知って、積極的に取り入れていきましょう。また、睡眠もただ眠れば良いという訳ではありません。十分に疲労回復ができるより質の高い睡眠の取り方を取る方法を知っておきたいものです。

また、ストレッチやマッサージはランニングで負担のかかった部位をメンテナンスすることはもちろん、けがの予防にもつながります。効果的なタイミングで、必要な内容を施すことで、コンディションを整えてきましょう。

ストレッチ(ランニングの前)

ストレッチ(ランニングの前)

ランニングをして筋肉に疲労がたまると、筋肉が硬くなり長さも短くなってしまいます。ストレッチは筋肉を伸ばして柔軟性を高める上、関節の可動域も広げるのでけが予防には必須ですし、走り方も美しくなります。ランニングで使う股関節周りの筋肉から伸ばしていき、けがの多い足首やふくらはぎは重点的に行ないましょう。

ランニングの前は主に、スムーズに走り出すため、筋肉の温度を1~2℃上げる、ウォームアップとして行ないます。動きながら、ももの表裏やアキレス腱、股関節、わき腹などをしっかりと伸ばします。コア(胴体)を意識しながら、1ポーズを5秒間くらいキープしましょう。動いたり、体勢を維持したりしながらしっかりと行なえば汗が出てきます。

ストレッチ(ランニングのあと)

ストレッチ(ランニングのあと)

ランニングのあとは、できるだけ筋肉の温度が高いうちに行なうと良いですが、シャワーを浴びたあとでも効果的です。リラックスしながら寝て行なうストレッチがおすすめです。ランニングで使った筋肉をじっくりと伸ばしていきます。タオルなどを用いて、腕の力を使って伸ばしていくのも良いでしょう。ももの裏側、内側、外側を筋肉がしっかりと伸びていて、自分が気持ち良いと感じる位置まで伸ばしキープしましょう。続けて、ふくらはぎ、お尻、足首も伸ばしていきます。

ストレッチにやりすぎということはないので、走らない日でも行なうのが理想的です。しかし、時間がない場合には、走った日に自分が疲れやすい、筋肉が張りやすいと感じる部位を必須として、その他時間の許す範囲内で実施すると良いでしょう。

体作りに必要な栄養と食事

体作りに必要な栄養と食事

身体活動に必要なエネルギーを作り、筋肉や骨などの身体を構成する成分「栄養素」。栄養素は炭水化物(糖質)、脂質、たんぱく質、ビタミンやミネラル(無機質)の5つに分類されます。このうち、炭水化物(糖質)、脂質、たんぱく質を熱源栄養素、または3大栄養素、ビタミンやミネラル(無機質)は微量栄養素と呼びます。栄養素のおもな働きは次の通りです。「身体の構成成分となる」「活動エネルギーをつくる」「エネルギー代謝を円滑化」「身体機能の調整」。

特定の食品や栄養素でなく、バランス良く摂取することが必要ですが、体を作るという点では、たんぱく質やミネラルが大きな働きをしています。たんぱく質は筋肉など身体の組織や臓器の重要な構成成分で、卵や肉、魚、牛乳などに多く含まれています。ミネラルは身体を構成する元素のうち、炭素、水素、酸素、窒素を除いた元素のことです。カルシウム、鉄、リン、マグネシウムなどは、骨や歯、ヘモグロビンなどの成分になります。また、ナトリウム、カリウムは体内環境のバランス維持に役立ちます。鉄はレバーやヒジキ、カルシウムは牛乳や小魚、ナトリウムは梅干しやわかめに含まれています。

走るときに必要な栄養と食事

走るときに必要な栄養と食事

走る身体はトレーニングと食事で作られます。特定の食品や栄養素が直接的に身体能力の強化に特別な効果を発揮することはありませんので、いろいろな食品をバランス良く摂りましょう。走るためには、日常生活で必要なエネルギー量に加えて、走るためのエネルギー=体重(kg)×走った距離(km)×1(kcal)をプラスすることが必要です。体重60 kgの人が20km走るとすると、1200 kcalになります。かなり大量のエネルギー量になりますので、補食を含めてエネルギー補給すると良いでしょう。エネルギー源になる要素として、ご飯やパン、麺類などに含まれる炭水化物などの糖質がおすすめです。ランニング中に血糖値が下がると大脳の働きが低下して集中力がなくなり、意識を失うこともありますので、意識的に多く摂るようにしましょう。

疲労回復に必要な栄養と食事

疲労回復に必要な栄養と食事

2時間以上の激しい運動をすると、筋肉内のグリコーゲンは5分の1以下に低下すると言われており、消失したグリコーゲンをすみやかに回復しないと疲労が蓄積してしまいます。トレーニング直後に炭水化物を摂取した場合と、2時間後に摂取した場合では、直後に摂ったほうがすみやかにグリコーゲンが回復することが明らかになっています。トレーニング後なるべく早く食事をすると良いのですが、現実的には難しいので、次のような点に気を配ってエネルギー補給をしましょう。

糖質を含む食品を食べたあとの血糖値の上昇反応を指数化したものを「グリセミック・インデックス(GI)」と言います。レース中やトレーニング直後には、食パン、もち、レーズン、せんべいなどGIの高い食品がおすすめです。

さらに、炭水化物だけでなく、たんぱく質と一緒に摂取すると、果糖+アルギニンの組み合わせになり、グリコーゲンがすみやかに回復することが分かっています。アルギニンは米、大豆、まぐろの赤身などに多く含まれています。また、これにクエン酸も一緒であれば、なお理想的です。かんきつ類に多く含まれますので、オレンジジュースなどが良いでしょう。

マッサージ

マッサージ

手指で擦ったり、押したり、揉んだりして皮膚や筋肉に刺激を与えるマッサージは、ランニングによる疲労の回復、けがの予防に効果的です。クールダウンのひとつとして行なうと良いですが、痛みがある場合は、先にその個所をアイシングや冷水と温水に交互につかる交代浴などで冷やしましょう。その後、入浴して体を温めてからストレッチをして行なうのが理想的です。

大きい筋肉から小さい筋肉へとほぐしていくのが効果的なので、先にストレッチを行ないます。ランニングで使う股関節周りなどの大きな筋肉をほぐしたら、続いて、マッサージでふくらはぎや足裏などの小さい筋肉をケアしていきます。食事の直後や、骨折や脱臼、捻挫・肉離れの直後は行なわないで下さい。

マッサージの基本の手技

マッサージの基本の手技

マッサージの基本の手技は次の4つです。

①軽擦法(けいさつほう)
手を密着させて、適度な圧を加えながらなで、擦ります
②圧迫法
手指で深部に向かって、ゆっくりと圧迫します
③揉捏法(じゅうねつほう)
手指や掌で筋肉を押したり、つまんだり、絞ったりするように揉みます
④叩打法(こうだほう)
表面を手指で打ち、叩きます

一般的には、軽擦法→圧迫法→揉捏法→軽擦法の順で行ないます。皮膚を擦って血管やリンパ管の循環を促したあと、ツボ押しの効果も望める圧迫法で皮下組織や筋肉に刺激を与え、揉んで筋肉を緩めます。最後は再び擦って終了です。圧迫と揉捏は、イタ気持ち良いと感じるくらいの強さが適当です。強すぎると揉み返しが起きることがあるので、注意しましょう。マッサージオイルやボディクリームを使うとすべりが良くなり、マッサージしやすく、より効果が期待できます。

睡眠(質の高い眠りを得るポイント)

睡眠(質の高い眠りを得るポイント)

質の高い睡眠を取ってすっきり目覚めることは、非常に良い疲労回復法です。睡眠のメカニズムを知ると、より良い眠りを得ることができます。

睡眠は約90分のサイクルで、浅い睡眠のレム睡眠と、深い睡眠のノンレム睡眠が繰り返されています。深い眠りのノンレム睡眠では、脳と体を休息させ、浅い眠りのレム睡眠では、脳は起きている状態で、体を休めながら精神的なストレスを解消しています。ノンレム睡眠とレム睡眠のどちらも十分に得られて、心身がリフレッシュできる睡眠時間が7時間30分とされ、これが適当な睡眠時間と言われています。

睡眠中は、体の成長を促す成長ホルモンが分泌されており、この分泌量が疲労回復のレベルに関係しています。日付が変わる前に寝ると分泌量が増えるという研究結果がありますので、24時前に就寝しましょう。

早い時間には寝付けないという人には、起床後に日光を浴びることで、眠りを誘うメラトニンというホルモンの分泌を増やすことがおすすめです。朝8時頃に明るい光を浴びておくと、約14時間後に脳内でメラトニンが生成されて多く分泌されるため眠くなります。朝起きたら、カーテンを開けて光を浴びましょう。

睡眠(その他のアドバイス)

睡眠(その他のアドバイス)

快眠を得るためには、知っておくと良い眠りのメカニズムがいくつかあります。良質の睡眠を取るには、就寝と起床の時刻を毎日同じにする規則正しい生活が何より有効です。寝る時間が遅くなってしまったときも、起床は同じ時間にしましょう。睡眠不足で昼間に眠気を感じたら、仮眠を取ることがおすすめです。昼の仮眠は12~15時に20分程度取ると良いです。仮眠を長く取りすぎると深い睡眠に入って、リズムが乱れますので、20分程度にとどめましょう。

仕事などで徹夜になってしまった場合は、午前中に3時間~4時間30分程度寝て、昼前には起床。午後は活動して、夜にはいつも通り寝るようにします。また、寝付けないときでも、横になって体を休める方が良いです。普段から規則正しく睡眠している人は、眠れずに横になっているだけでも、心身を休めることができ、ホルモン分泌などのリズムが整いやすいのです。