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陸上競技情報

マラソンのルール



マラソンは42.195kmのコースを走り、その順位やタイムを競うシンプルなスポーツ種目です。複雑なルールがなく誰にでも分かりやすいことで、世界中の多くの人に親しまれているという一面があります。

とは言え、距離などコースの設定やスタートの仕方、ランナーの行動などについては規則が定められており、それに違反すると正式な記録として認められないことや失格となることもあります。また、正式な国際ルールの他に、市民マラソン大会などでは主催者が決める独自のローカルルールが設けられていることもあるので、事前に確認してこれにしたがうことが求められます。また、他のスポーツ競技と同様に選手の薬物使用、ドーピングについては厳格に禁じられています。

マラソンのコース

マラソンのコース

マラソンコースの距離は、よく知られている通り、42.195kmです。誤差を42m以下にする必要があり、コースの計測には、3台の自転車を使って測り、平均値を距離としています。万一、後日再測定して、コースの距離が短かったということがないように、計測した1,001mを1kmとして扱っています。

コースの測定には、国際陸連の規則にしたがって「距離計測用自転車」を使用。道路の計測では測定ラインが決められており、車道の歩道端から30cm離れた位置、左カーブでは湾曲部分の内側から30cm離れた位置、右カーブではセンターラインから30cm離れた位置を、複数の国際陸上競技連盟公認公式計測員が計測します。

また、コースの高低差については、スタートとフィニッシュ地点の2点間の標高の減少は全体として1,000分の1㎞(0.1%) を超えないことが望ましい(すなわち1㎞あたり1m)とされています。ゴールに向かって標高が著しく低くなるとコース全体が下り坂となり、好条件となってしまうためです。

スタート

スタート

レースは信号器、大砲・エアホーン、その他類似の機器の発射で開始します。参加者の多いレースでは、スタート5分前、3分前、1分前の合図がされることになっています。競技者は「Set(セット:用意)」の合図にしたがい、主催者が定めた方法でスタートラインに集合しなければいけません。スターターは競技者の足や体の一部がスタートラインやその前の地面に触れていないことを確認したうえで、レースをスタートさせます。

不正スタート(通称:フライング)は各レースで1回しか許されません。2回目以降にフライングをした選手は、例えその人にとって最初であっても失格となります。

ゴールについては、トルソー(頭、首、腕、手及び足を含まない部分)のいずれかがフィニッシュラインのスタートラインに近い端を含む垂直面に到達した時点をもってゴールとします。

ランナー

ランナー

出場する競技者、ランナーについても様々な取り決めがあります。出場登録した人の代理で別人が出場することはできません。代理出走が判明したら出場を取り消されます。また、代走者にかかわる記録の計測・掲出の他、入賞ならびに副賞の権利等についても、対象外となります。

ランナー以外の者がランナーに触れて援助をすることも禁じられています。ただし、競技中、主催者が任命し、腕章、シャツまたは類似の明瞭に識別できる服装を着用した医療スタッフによる検診は助力とみなしません。また、競技者は医師または主催者が任命した医療スタッフから競技の中止を命じられたときは、ただちに競技を止めなければなりません。

レース中にコースを外れて、沿道のトイレへ行くことは可能ですが、コースを離れた地点よりゴールに近い地点からコースに戻ってはいけません。

エイド

エイド

マラソンのコースでは、スタートとフィニッシュ地点に水と飲食物を用意しなければいけないと定められています。また、コース上には約5km間隔で給水所、エイドステーション(エイド)を設ける必要があります。10kmを超えるレースの場合は、水以外の飲食物も提供できます。レースの組織委員会は、エイドの区域を分かりやすく示し、競技者が飲食物を手に取りやすいようにします。競技者に手渡す者は所定の区域内にとどまり、コースに入ったり、競技者を妨害したりしてはいけません。エイドで受け取ったものや、スタート地点から身に付けている飲食物を、持ち運ぶことは可能です。

国際ルールでは、競技者は主催者が設置したエイド以外で飲食物を受け取ることは禁止されています。1回目は警告で済みますが、2回目の違反があると失格となります。

失格

失格

マラソンで失格となる要件としては次のようなものが挙げられます。陸連登録者に対して厳密に適用されるルールとして、「ランナー以外がランナーに触れての援助」「所定のエイド以外(私設エイド)での給水、給食」「コースを離れた際、離れた地点よりゴールに近い地点から復帰」などがあります。

市民ランナーも含めて禁止されている事項としては「代走」「ドーピング」「コース途中で何らかの交通手段を利用すること」などがあります。既定のコースと違うルートを走った場合も失格とされます。意図的に近道を選んだ訳でなく、コースを間違えた場合でもこの扱いは変わりません。

各関門で設けられている制限時間に間に合わず競技中止とされた場合は、記録上DNF(途中棄権)であり、失格ではありません。

ドーピング

ドーピング

他のスポーツ競技と同様にマラソンでも、ドーピングは厳しく禁止されています。ドーピングとは、スポーツなどで好成績を得るために薬物を投与したり、その他の物理的方法を行なったりすることを言います。ドーピングの副作用が心身に悪影響をもたらすこともあるため、単に競技の公平性を担保する目的だけでなく、競技者等の安全も目的としてドーピングは禁止されています。禁止薬物を使用していることが発覚した場合、失格となり、記録やメダルをはく奪されることもあります。

ドーピング検査としては、競技後、上位に入賞した選手(あるいは出場の全選手)から尿や血液を採取して検査するという方法が一般的です。近年はドーピング指定薬が多くなるなど一層の厳格化が進んだことから、一部の効果の高い風邪薬や解熱剤、市販の医薬品でさえ禁止薬物に指定されることがあるなど、選手の体調管理が非常に難しくなっているという問題もあります。

ローカルルール

ローカルルール

近年は、走るだけでなく様々な楽しみをプラスした、ユニークなマラソン大会も数多く催されています。これらの大会では国際ルールや日本陸連が定める公式ルールの他に、独自のローカルルールが設けられている場合があるので、事前にしっかりと確認をしておくことが大切です。

一般的なものでは、ゴールの制限時間や、各関門の通過時間です。既定時間内に走り終えないと、その時点で競技中止となってしまいます。大会をにぎやかに盛り上げる仮装してのマラソンも、大会によっては禁止されている場合もあります。

個性的なものでは、福井県鯖江市の「めがねマラソン」での"全員メガネを着用して走る"というルールや、神奈川県藤沢市の「人間塩出し昆布マラソン」での"走る前とあとで一番体重を落とした人が優勝"といった決まりもあります。