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ペースメーカーとは



ペースメーカーとは、中距離走以上の競技、特にマラソンでみられる専門の走者です。

ペースメーカーの役割

ペースメーカーの役割

スタート直後の混戦で必要以上にペースが乱れることや、先頭走者がライバル走者を意識して集中力が乱れることで、スタミナを無駄に使ってしまうことを防ぐことがおもな役割です。また、うしろの選手の風よけになる効果もあります。ペースメーカーは大会主催者と直接契約を結び、「○○kmの距離を○○分で」といった具合に走行ペースを指示されます。あくまでもペースメーカーは選手達と同じコースを走るため、選手とともにレースを完走するか、役割を終えたらレースから離脱するかは契約によって異なります。ペースメーカーはドッグレースでレース犬たちを先導するウサギの模型にならって「ラビット」と呼ばれることもあります。これは、通称としても使われますが、蔑称の意味合いで使われることもあります。なお、オリンピックや世界選手権ではペースメーカーは使われません。

日本でのペースメーカーの歴史

近年、テレビ中継やタイアップやスポンサーのついた大会など、陸上競技の商業性が強まると、話題になりやすい好記録が強く求められるようになりました。日本は80年代から取り入れられました。

競技連盟のスタンス

当時、日本陸上競技連盟はペースメーカーという存在に、寛容ではないスタンスをとっていました。例えリレーでも、走っている最中はひとりきりの個人競技であるマラソンに、主催者が選手に他者の補助を受けさせるようにするのは、規則違反だという考え方だったからです。しかし、競技連盟側も好記録が生まれることはやぶさかではないので、暗黙の了解というかたちで黒子のような存在となりました。

議論と公表

マラソンのテレビ中継などで、トップを走る選手が突然棄権したりするのは不自然ではないかといった批判もあり、日本陸上競技連盟で議論が交わされ、2003年の福岡国際マラソンで、陸上競技連盟がペースメーカーを使うことを初めて公式に発表しました。以降、ペースメーカーは公の存在となり、一般にも広く知られることとなりました。

ペースメーカーにまつわるエピソード

レースの裏方であるペースメーカーも、トップの選手を牽引するにはそれ相応の実力を有しています。つまり、ペースメーカー自身もトップを目指すアスリートであることがほとんどです。そんなペースメーカーがアスリートであるがゆえに起きてしまったエピソードを紹介します。

ペースメーカーの暴走

2012年の「かすみがうらマラソン」に出場した、「公務員ランナー」、「最強の市民ランナー」として知られる、埼玉県庁職員の川内優輝(かわうち ゆうき)はペースメーカーながら優勝した記録があります。河内は、同大会で弟・鴻輝(こうき)のペースメーカーを務めていましたが、レース中盤、鴻輝選手が優輝に追い付けなくなると、先行している選手を追い抜き、そのままフルマラソン初優勝を飾りました。