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陸上競技情報

クラウチングスタートと
スタンディングスタートの違い



ここではクラウチングスタートとスタンディングスタートの違いや、クラウチングスタートの歴史について説明します。

クラウチングスタートとは

クラウチングスタートとは

クラウチングスタートは、まず肩幅より少し腕を広げて両指を地面に付き、前足側は膝を立てます。そして少し下がったところにうしろ足の膝を伸ばして置き、腰を上げて静止するというスタート姿勢です。クラウチングスタートというのは和製英語で、英語では「しゃがむ」を意味する「crouch start(クロウチスタート)」と呼ばれています。

短距離走に特化した爆発的瞬発力を生む姿勢

公式陸上競技規則では、400m以下の競技はこの姿勢でのスタートがルール付けられています。そのことから分かるように、主に短距離走に特化したスタート姿勢と言えます。クラウチングスタートがなぜ短距離に向いているかと言うと、低い姿勢から蹴り出したときの反発力は、上体を起こしたときよりも、体を前に進める力が大きいからです。

クラウチングスタート普及以前のスタート姿勢

クラウチングスタートが普及するまでは、スタート姿勢に明確なルールはありませんでした。スタンディングスタートに似た姿勢や、その状態から極端に腰を落とした物、地点に打ち付けてある杭を掴むなど、個性的なスタート姿勢がありました。

第1回アテネオリンピックから本格普及

クラウチングスタートの歴史は古く、すでに120年前にはスコットランドで考案されていました。本格的に脚光を浴びるきっかけになったのは、第1回アテネオリンピックでのことです。そのころはまだスタート姿勢の研究が進んでおらず、どの選手も思い思いバラバラの姿勢でスタートしていましたが、アメリカ代表のトーマス・バーグが現代の物と何ら遜色のないクラウチングスタートの姿勢を取りました。バーグはこの大会の100mと400mで優勝を勝ち取り、観衆に大きな衝撃を与えました。また、この大会でのバーグを『アスレチックジャーナル誌』が大々的に報じたため、陸上競技者の間にクラウチングスタートの存在が瞬く間に広がり、急速な普及に一役買うことになりました。

スタンディングスタートとは

爆発的瞬発力が必要なく、過度なスタミナ消費を避けたい中距離・長距離走の競技では、立った状態で片足を前に出すスタンディングスタートが使われています。

クラウチングとの違い

クラウチングスタートの前傾姿勢は、疲労が溜まるのも早く、走り続けない限りバランスが取りにくい姿勢です。スタンディングスタートは、体を上へ押し上げる力がより強く働くので、スプリントの必要がない中距離・長距離の競技ではより長く、より体力を温存して走ることができるのです。

教育現場での児童への指導

クラウチングスタートは、短距離競技に適したスタート姿勢ですが、極端な前傾姿勢での走り出しは身体への負担が大きく、陸上をする上での基礎筋力が必要なスタート方法です。そのため、まだ基礎体力のできていない小学生にはクラウチングスタートではなく、スタンディングスタートで走る指導をしている学校が多いです。